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鋳造工程のご紹介

1.納入仕様図の作成
お客様からの原図を基に、納入図面を
作図します。
部品の持つ機能を損なうことなく、鋳造製法に適した形状にまとめ上げるように
作図します。

2.金型の製作
製品と同じ形の空洞を持つ、メス金型を作ります。
ろう型が取り出しやすいように、形状に応じ分割して作ります。

3.ロウ型の成形
溶けたろうを金型に圧入して中で
固めて、製品と同じ形状のろう型を作ります。

4.ツリーの組立て
ろうで出来た湯道にろう型を樹枝状
(ツリー状)に溶着していきます。ろう型の大きさにより、取り付く個数が
異なります。大きいもので1個から、
小さいものでは100個程度になります。

5.コーティング(鋳型成型)
樹枝状になったろうの表面に耐火物をコーティングし、鋳型を作ります。
鋳型の厚みは6~10mmになり、工程に10日間ほどかかります。

6.脱ろう
コーティングを終えたツリーは、まだ中に入っているろうを加熱処理によって溶かし出すことで、鋳型に製品と同じ形状の空洞が現れます。
脱ろう=ロストワックスの由来です。

7.焼成
1,000°Cの高温で40分間焼成することで、鋳型に強度が出ます。

8.溶解・鋳造
製品指定の材料を溶解、鋳造します。
材料分析を行い、材料を証明します。

9.切断・仕上げ
鋳造されたツリーから、製品と湯道を
切り離し、製品に付いている湯口を
取り除きます。

10.熱処理・機械加工・表面処理
材質に適合した熱処理を行います。
必要箇所への2次加工(旋盤加工、フライス加工、電解研磨、バフなど)
を行います。

11.検査
外観検査、寸法検査、機能ゲージを
用いた検査などがあります。
ご要望によりX線検査など行います。

12.完成・出荷
破損のないよう丁寧に梱包し、最短納期でお届けします。
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